【音声配信はじめました】ブラジルx里山里海のチカラ

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「ブラジル里山里海通信」というナゾのタイトルで音声配信をはじめた。

メインで使うことにしたスタエフはこちら↓

2015年8月から住み始めたここブラジル・バイーア州での活動の概要や、ファベーラ(スラム)のコミュニティーでの生活、キロンボで自給自足的ライフスタイルを目指してきた10年近くの活動を少しずつ配信していく予定だ。

そして、元旦に起きた令和6年能登半島地震で父親が被災したのを受けて6ヶ月間、金沢と能登を行き来しボランティア活動などに携わりながら、能登の里山里海の豊かさや力強さを感じて来たこととも関わりを持たせたいという思いから、このタイトルにしてみた。

ブラジルのファベーラの過酷な状況の中でも生きていける力強さやを持った住民たち。

キロンボの自給自足的生活に関わりを求め、ブラジルや南米のみならず世界各地から学びに来る若者たち。

そして震災で水や電気にも困る過酷な生活の中でも、里山里海の恵みを受けながら、力強く生きていく能登の人たち。

被災地で我が身をかえりみず支援やボランティア活動に尽力する人たち。

そんな人たちと過ごしながら学んできたサバイバルスキル的なことを発信していこうと言う思いがある。

Spotifyでも↓

広島平和記念日に第一回目の発信をするにあたって、1945年8月6日一瞬にして日常生活の全てを失い、親しい人たちを失い、その後も被爆者として甚大な健康被害をかかえ、差別まで受けながらも、力強く生き抜いてきた広島の人たち。

そんなことに思いを寄せながら、これだけ便利になった世の中で生活することに慣れてしまった自分は、かつて戦後のマイナスからのスタートで全てを建て直さねばいけなかったあの頃の人たちのように、困難な状況に立ち向かっていくような強さを忘れてしまっている、と懸念している。

便利さが当たり前になり、蛇口をひねれば水が出て、スイッチを入れれば電気が付き、トイレを流せば排泄物は消え、必要なものはスマホひとつで買える…基本的な生活を送るには特に何も考えなくて良くなるような世の中になった。

そんな世の中に住むとき、便利さが当たり前だと思わず、日常生活の中でもちょっとしたことでのサバイバル能力や、困難に立ち向かえるマインドセットをつけていくことは決してマイナスではないはずだ。

どんなときでもどこにいても自然災害や震災は起こり得るし、政治経済状況によって安定した生活も崩れ得る。

10年間ブラジルのファベーラに住んで、コミュニティーで共同生活を送る日常生活の中でサバイバル能力を試されることが多々あった。

そしてまた、キロンボというコミュニティーで廃材を使ってものを作り、自分で食べられるものを育てて行ったり、この活動はある意味、日本の里山里海が長年自然と共存しながら育んできていたものと共通するのではないか。

そういった生き方を見直すためにも、能登やブラジルのファベーラ、キロンボで気づかされてきた、ある意味、素朴な生きる知恵を配信していこうと思う。

↓Apple Podcasts:iPhoneからならこちらが聴きやすいかも?

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